まずは基本!手紙の書き方とマナーLetter-writing basics & manners
気持ちが伝わるお礼状の書き方
顧客や上司になにかを頂いたり、要望を通してもらったりした場合はすぐにお礼状を出すのがマナーです。
メールで簡潔に終わらせることが主流になってきていますが、できれば自筆で心をこめて贈りたいですね。
特にお世話になっている目上の方には、電話やメールで簡単に済ませるのは非常識で失礼にあたると受け取られかねません。
こちらでは、お礼状を書くときの基本や気持ちが伝わるお礼状の書き方のポイントをご紹介します。
お礼状はすぐに出す
「手紙を書くのが苦手」「時候のあいさつが思い浮かばない」といってお礼状を出すのを先延ばしにしていませんか?お礼状は早く出せば早く出すほど感謝の気持ちが伝わります。
贈り物を受け取った場合は3日以内、お世話になったお礼は当日か翌日までに出しましょう。
お礼状の基本構成
1.時候の挨拶
こちらを参考に、一番季節とお相手との関係に合ったものを選んで書き出します。
2.お礼の言葉
まずは何のための手紙か相手に伝えるためにお礼の言葉を綴りましょう。
3.本文
丁寧な言葉選びは大切ですが、事務的にならないように気をつけて素直に喜びの気持ちを伝えます。
4.結びの言葉
特に目上の方であれば、お相手の健康を願う言葉を書きます。
5.後付け
日付けと差出人の名前、お相手のお名前を書きましょう。
気持ちが伝わるポイント
マナー本や例文の写しなどの事務的な文章ではなく、具体的にどのように嬉しかったか、お世話になった結果どうなったかを書くことがポイント。
体感したことや感情を綴って、受け取った相手がその光景を目に浮かべるようにすると「差し上げてよかった」「また役に立ちたい」と思ってもらえます。頂いた物に対してお相手の気持ちが分かるときには、それについて触れると気持ちが通じたことに喜んでもらえるでしょう。
ビジネス上でお世話になった場合は謙虚な姿勢と前向きな気持ちが伝わるようにし、商品やサービスをアピールしすぎないようにします。
便せんにも一工夫
季節の贈り物を頂いた際のお礼状は、季節に合わせたデザインを選ぶとセンスを感じさせます。季節を連想させる便せんやはがきが届くと受け取った方も嬉しいものです。
文房具売り場にはたくさんの色やデザインの便せんやはがきが並んでいて選ぶのも楽しいですが、上司や目上の方には派手な物や強い色味のものは避けましょう。縦書きの和風の柄がワンポイント入ったものや、すかし柄、ほんのり色がついたシンプルな便せんなどがよいでしょう。