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まずは基本!手紙の書き方とマナーLetter-writing basics & manners

手紙のマナー〜葉書・便箋・封筒〜

メールやSNSが世の中を席巻するご時世。便利だし必要な事を必要な時に送信出来る使い勝手の良さは、言うまでもありません。しかし、きちんと自分の「気持ち」や「重み」を表現するなら、手紙が一番。手紙はその人の人格が見え隠れするものです。
手紙を書くことが減っている現代だからこそ、正しいマナーで手紙を書けることは、高い評価に繋がります。特に目上の方には手紙は大変喜ばれます。
ここでは、葉書・便箋・封筒の視点から、手紙のマナーについてご紹介します。

◆封書と葉書
手紙の世界では、正式な物は封書であり、葉書は略式と捉えられています。以下に葉書と封書の用途の違いについて簡単に説明します。

封書

・内容が他人の目に触れてほしくない場合
・目上の方に送る場合
・謝罪などの改まった内容
・病気の見舞いや、お悔やみなどの弔事

葉書

・内容が他人の目に触れても差し支えないもの
・友人や身内など、身近な人とのやりとり
・年賀状や暑中見舞いなどの季節の挨拶
・転居などの報告

◆縦書きが基本
目上の方に対して送る場合や謝罪文など、改まった手紙を送る際は、縦書きがマナーです。
日本古来の草書や行書は、字を縦に書く事を想定した書体で、繋がるような見た目が美しいのが特長です。普段書き慣れていないと書けませんが、横書き特有の、右へ右へ流れる字の書き方から、下へ下へ流れるように字を書くことを意識するだけでも、かなり違います。

◆葉書・便箋・封筒の選び方
目上の方に対して送る場合や謝罪文など、改まった手紙を送る際は、縦書きがマナーです。
日本古来の草書や行書は、字を縦に書く事を想定した書体で、繋がるような見た目が美しいのが特長です。普段書き慣れていないと書けませんが、横書き特有の、右へ右へ流れる字の書き方から、下へ下へ流れるように字を書くことを意識するだけでも、かなり違います。

葉書

白を基調とし、ワンポインや透かし柄など、シンプルなデザインが好まれます。
弔事の場合は、派手さや明るさの無いタイプを選びましょう。

便箋・封筒

改まった手紙は、白無地が無難です。最近はほとんど便箋と封筒がセットで売られているので、セットで購入すると良いでしょう。和紙のテクスチャは高級感があって人気です。

便箋の使い方

便箋は2枚以上書くのがマナーとされています。書く内容が少ない時には、本文の段落を多めに取ったり行間を空けたりして、2枚目にかかるようにすると良いでしょう。
ただし、弔事の場合は不幸が二重になる、とされるので、1枚にまとめた方が良いでしょう。

◆便箋の折り方と入れ方は?
三つ折りの場合は、下から1/3づつ内側に折ります。四つ折りの場合は下から二つ折りを二回繰り返します。どちらも文章面を内側にし、頭語が書いてある面を上にします。

◆表書きと裏書き

表書き

・郵便番号:枠が設けられている場合は枠内に、設けられていない場合には、中央上部に見やすく書きます。
・住所:郵便番号より1cmほど下から書き始め、2行で収まるようにバランスを考えます。2行目は1行目より少し下げて書き始めます。数字は漢数字で統一します。
・宛名:中央に、住所よりも少し大きめの字で書きます。
注意1.連名の場合、敬称は略せずに、一人一人に書きます。
注意2.社名や肩書は省略せずに全て書きます。
注意3.社名や団体宛ての場合は「様」ではなく「御中」と書きます。
注意4.宛名以外の人が開封厳禁の場合は、左下に目立つように赤字で「親展」と書きます。

裏書き

・郵便番号:省略せずに、きちんと書きます。
・住所、氏名:封筒の継ぎ目より左側に、表書きより小さめの字で書きます。

封書の場合

・日付:左上に、年号・年・日を記入します。
・封字:開封口に「〆」または「封」と記入します。慶事の場合は「寿」「賀」と書きます。

◆切手の選び方と貼り方
宛名面の左上に貼ります。郵便局での処理がスムーズになるように、2枚以上貼る場合は、縦に並べて貼ります。弔事の場合は、相応しい柄の切手を選ぶように注意しましょう。また、宛名を書く際には、あらかじめ切手の位置を決めておくことをおすすめします。

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