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文章力向上のためにやっておくことImproving your writing ability

読んでもらえる文章を作るには vol.2

読んでもらえる文章とは、大切なポイントが視覚的に分かり易く捉えられており、自分の欲しい情報がすんなりと入ってくる文章のこと。
「読まされている」感覚が無く、自然と「読み進めている」感覚で、読み手に誤解やストレスを与えません。誰でもそんな文章に出会った経験があるのではないでしょうか。
ここでは、読んでもらえる文章を作るには vol.2をお届けします。

見出しに工夫をしよう

一般的に、文章を最初から最後まで真剣に読む方は少ないと言われています。読み手はまず見出しを読んでみて、興味をそそられるかどうかを判断します。要は、見出しの内容こそ、中身を読んでもらえるかどうかの重要な鍵を握るのです。読み飛ばされない見出しづくりをしましょう。
見出しは、短く端的に切り込み、人を引き付ける表現が好ましいです。読み手に「内容も読んでみたい」と思わせるのがコツです。
良く使われる表現方法は、「・・・の理由」「・・・の秘訣は?」「・・・へ警告」「・・・とはこれだ」「・・・の3つの秘密」などです。
どれも「続きを読んでみたいな」と思わせる表現が使われています。
これらの表現を上手く利用して、見出しで読み手の心を引き付けましょう。

リズミカルな見た目で、飽きさせない工夫を

文字がだらだらと連なっていると、それだけで読みたくなくなります。ここに2つのサンプルを挙げます。同じ内容を人に伝えようとしている文章ですが、皆さんはどのように感じますか?

例.1 題名:負け美女の特徴とは

エッセイストの犬山紙子さんが作った、負け美女と言う言葉を知っている方は多いと思います。
その特徴は、美人であるため昔からもてていて、結婚なんて楽に出来るだろうと思っていたけれど、男をより好みするようになってしまい、理想ばかり高くなって、なかなか結婚に至らない女性のこと。
あなたも負け美女の仲間入りをしないように気を付けましょう。

例.2 題名:コレに当てはまったら、あなたも負け美女

?負け美女? 聞き捨てならないショッキングな言葉。
この言葉を作ったのは、エッセイストの犬山神子さんで、美人なのに結婚できない女性を指す言葉なのだとか。
その特徴とは
●美人であるため、昔からモテた
●結婚なんてすぐ出来る、とタカをくくっていた
●男をより好みするようになった
●結果、理想ばかり高くなり、結婚に至らない

気付かないうちにあなたも「負け美女の仲間入り」 をしていませんか?

いかがですか?明らかに2の方がインパクトもあるし、読みやすいですね。
見出しで読み手を引きつける表現を使い、相手に興味を持たせます。また、箇条書き、段落、カッコ、カタカナ、体言止めなどを上手く使い、リズミカルな見た目にします。このように、読み手のストレスを軽減する工夫をしています。

読点を正しく打とう

文章を読んでいて、二通りの意味に解釈出来るな、と感じたことはありませんか?

例:先生は泥まみれになって走る生徒を見ていた。

以下のように正しく読点を打つことで、意味が確実に伝わります。

●読点①:先生は、泥まみれになって走る生徒を見ていた。
●読点②:先生は泥まみれになって、走る生徒を見ていた。

また、読点が多いと幼稚な文章に見える印象があるため、あまり使いたがらない方もいますが、そんなことはありません。読みやすさを意識するならば、必要な場所には遠慮せずに読点を打ちましょう。

否定的な表現は肯定分で書こう

否定的な表現は、読み手に良い印象を与えません。肯定分に変換すれば、読み手にもすっきり気持ち良く伝わります。

例.1:こちらで喫煙は出来ません。

こちらは禁煙エリアとなります。

例.2:このケースでは、無償修理は出来ません。

このケースだと、有償修理になります。

目上の方が読む場合などは、読み手を不愉快な気持ちにさせない工夫をしましょう。

普段から良い文章に触れておこう

読みやすい文章を書くためには、ある程度のテクニックの習得は必要ですが、やはり普段の生活の中で、文章作成に対する力を備えておくことが一番です。
読みやすい文章を書くコツは、一朝一夕では身に付きません。普段から新聞や書籍に目を通し、表現力を磨いておくことが大切です。また、気に行った文章は、スクラップしておくと良いでしょう。

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